11月後半になると、朝晩の冷え込みが強くなり、日中との気温差が大きくなります。
この「寒暖差」は、体調に大きなストレスを与えるため、自律神経の乱れによる体調不良を訴える方が急増する時期です。
特に最近冷え込んできた東近江市・八日市エリアでも、頭痛・肩こり・全身のだるさなどのご相談が最も多い季節に入ります。
　
■ なぜ寒暖差で体調が悪くなるのか？
人の身体は、体温を一定に保つために自律神経が働いています。
しかし１日の中で気温差が7℃以上になると、自律神経が体温調整にフル稼働し続けるため、疲労が蓄積しやすくなります。
　
その結果、
・頭痛
・首肩こり
・めまい・ふらつき
・倦怠感
・朝スッキリ起きられない
などの「なんとなくしんどい」状態が現れます。
さらに、寒さによって筋肉が固くなるため、血流が低下し、余計に自律神経へ負担をかけてしまう悪循環に陥るケースもあります。
　
■ 自律神経が乱れやすい人の特徴
以下のような習慣がある方は、気温差の影響を受けやすいことが分かっています。
・スマホ・PCの使用時間が長い
・呼吸が浅い（胸が開きづらい、猫背姿勢）
・運動不足
・睡眠リズムが乱れている
・普段から肩首が張りやすい
・ストレスを感じやすい
　
特に現代では、姿勢の悪化・浅い呼吸・運動不足が重なりやすく、季節の変わり目に自律神経が乱れやすい傾向があります。
　
■ 当院が行う「自律神経ケア」
当院では、症状だけを追うのではなく、乱れた自律神経が整いやすい身体環境をつくることを大切にしています。
▼ ① 首・肩・背中の筋肉の緊張を取り除く
寒さで固まった筋肉をゆるめることで、血流が改善し、自律神経が働きやすい状態になります。
　
▼ ② 姿勢と肋骨の動きを整えて「深い呼吸」へ
呼吸が浅いと、交感神経が過剰に働きやすくなります。胸郭の動きを改善し、深く吸ってゆっくり吐ける状態を作ることでリラックスしやすくなります。
　
▼ ③ 自律神経に関連する背骨の調整
背骨周りの筋肉・関節を整えることで、自律神経のスイッチが切り替わりやすくなります。
　
▼ ④ 家でできるセルフケア指導
簡単な呼吸法・ストレッチ・睡眠前のルーティンをお伝えし、再発しにくい状態作りを行います。
　
“寒暖差の大きい今こそ、体調を整えるタイミング”
季節の変わり目は、自律神経が乱れやすく、体調不良が長引きやすい時期です。
「風邪じゃないのにしんどい」「頭痛が続く」「朝がつらい」という方は、早めのケアで改善が期待できます。
　
当院では、東近江市・八日市エリアの皆さまが冬を健康に乗り切れるようサポートしています。
気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。